各シェイプの特徴

まず、ダイヤモンドのカットの種類からご紹介します。

好みのカットの名前を覚えておくと、ダイヤモンドを選ぶ時に探しやすくなります。

(1)ブリリアントカット

上部から取り込んだ光を全反射して、上部から光が放たれるように計算されたカット。

ダイヤモンドの輝きが際立つのがブリリアントカットの魅力で、一番人気があります。

●ラウンドブリリアントカット

ダイヤモンドと言われた時に、多くの人が想像するほど定番なカットです。

57~58面体のカットで、輝きを最も引き出すと言われています。

 

●ペアシェイプ

ペアとは洋ナシの事で、ティアドロップ型のカットです。

片方が尖っており、指を長く美しく見せてくれます。

●オーバルカット

ラウンドブリリアントカットを楕円形にしたものがオーバルカットです。

オーソドックスなカットで、気品を感じられます。

 

●ハートシェイプ

ハート型で愛らしい見た目のハートシェイプ。

ハートシェイプにカット可能な原石が少なく高価になりますが、様々なカットの中でも個性のあるカットでもあります。

 

●マーキースシェイプ

「公爵夫人」を意味するマーキースという名前はルイ15世の公妾であるポンパドゥール夫人を彷彿とさせる佇まいであることから名付けられたと言われています。

クラシカルでエレガントなカットです。

 

(2)ステップカット

ステップカットは上から見ると長方形や正方形など四角い形をしています。

裏側が段になっていることからステップカットと名付けられたと言われています。

輝きよりも透明感を楽しむことができるのが、ステップカットの魅力です。

 

●エメラルドカット

エメラルドによく使用されるカットであることからエメラルドカットと呼ばれています。

ダイヤモンドの透明感を楽しむことができる、クラシカルな雰囲気のカットです。

●アッシャーカット

エメラルドカットを正方形にしたものがアッシャーカットです。

 

  • スクエアカット

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    正方形で角がカットされていないものがスクエアカットです。

    脇石としてよく使用されます。

  • テーパーカット
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    細長い台形の形をしたものがテーパーカットです。

    センターストーンの両脇から支えるようにあしらわれることが多いカットです。

  • バゲットカット

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    長方形で角がカットされていないものがバゲットカットです。

    脇石としてよく使用されます。

    (3)ミックスカット

    ミックスカットはブリリアントカットとステップカットを組み合わせたカットで、ステップカットのデザインを活かしつつ、輝きを引き出すデザイン性の高さが魅力です。

  • プリンセスカット

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    角をカットしていない正方形のプリンセスカットは、1970年代後半に登場した比較的新しく強い輝きのカットです。

    カットロスが少なさやネーミングセンスの良さで人気となりました。